二つの有向グラフ
G=(VG,EG,sG,tG),H=(VH,EH,sH,tH)を考える。ここで V は頂点の集合、E は辺の集合、s,t:E→V はそれぞれ各辺の始点と終点を与える写像とする。
G から H へのグラフ写像 f:G→H とは、次の二つの写像の組
fV:VG→VH,fE:EG→EHであって、辺の始点と終点を保つものをいう。すなわち、
sH∘fE=fV∘sG,tH∘fE=fV∘tGを満たす。
Hint
言い換えると、G の辺 e:u→v は、H の辺
fE(e):fV(u)→fV(v)へ送られる。
単純グラフの場合
辺を頂点の組として扱う単純グラフでは、頂点写像 fV が隣接関係を保つという定義だけで表すことも多い。自由圏の普遍性で使うグラフ写像は、平行な辺も区別できるように、頂点写像と辺写像の両方を明示する上の定義である。